台湾白茶
白茶
白茶:六大茶類の中の1つ
製法:萎凋・乾燥のみで、一番無操作で作る微発酵茶(後発酵茶)
茶葉:一芯一葉~一芯三葉 芽・若葉ともに白いうぶ毛が多いのが特徴
銘柄:白毫銀針, 白牡丹, 寿眉,ダージリン春摘みの白茶など
白茶のルーツ
白茶で有名な白毫銀針は福建省で1800年ごろから作られていますが、
陸羽の茶経にも白茶は載っているくらい白茶のルーツは昔にあります。
白茶は「萎凋」と「乾燥」だけで作るとてもシンプルな工程のため、お茶の製造方法の起源ではと感じてしまいます。
茶葉を摘み、日光・室内萎凋を経て内在性の酵素反応により数日掛けて茶葉の発酵を促進させます。次に乾燥をゆっくりかけて完成します。
シンプルが故に難しい…原料の茶葉の品質(品種、育つ環境、作茶季節など)が味の良し悪しが重要なファクターになります。
よって、素材・茶樹の育つ自然そのものの味が楽しめるお茶です。
白茶は熟成させることでお茶の味が変わります。
火入れしないため茶葉の持つ酵素が生きているからです。
適切な保存環境とお茶自身が持つ力で熟成され、
1年は茶、3年で薬、7年で宝と言われるくらい香り・味ともに変化をしていきます。
ちなみにプーアル茶は微生物による後発酵になりますので外部要因が味・香りに影響してきます。
第一回白茶品評会@台湾新北市
昨年12月に台湾で初めて白茶の品評会が新北市で開かれました。
新北市三峡地区では青心柑仔が栽培され、主に碧螺春(緑茶)が作られています。
大陸では龍井茶(杭州西湖)として知られています。
この希少品種である青心柑仔で作られた白茶。
萌え木や若草のような軽い香り、やわらかで滑らかな味わいと甘味。
『白茶』は、1年目は爽やで滋味が豊富。徐々に発酵が進み、3年後にやわらかな感じに
7年後にはまろやかになり香り味ともに奥行きがでてくる。と言われています。
茶兎では縁あって品評会で賞を取った白茶に出会いました。
この白茶を数年にかけて数量限定で販売していきたいと考えています。
白茶の味の変化を皆様と共有出来たらと思い、この企画を考えてみました。
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